本年は下記の日程で休業いたします。
2025年12月28日(日)~2026年1月5日(月)
この間のお問い合わせ等は、メール(info@wasai-kinuta.com)
FAX(0422-43-8609)で承ります。
「十三参り」とは、京都で子どもが数えの13歳になったときに、知恵や福徳が授かるようにと盛装して、嵯峨法輪寺の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に参詣する風習とあります。
昔の成人式は、男子は数え年15歳ごろ女子は13歳ごろでしたので、男女ともに13歳が人生儀礼の一つの大きな節目で、成人式を迎える前段階の重要なものと考えられていたようです。
男子は紋付羽織袴姿で、女子は並幅一反の布で大人用の大裁(本裁ち)の着物を仕立て、肩揚げをします。この十三参りが済むと、「大人の仲間入り」を意味する肩揚げの外しが行われます。
無事に成長した子どもの愛らしさを、着物が飾ります。
着物を着る時は、一般的に長襦袢に半衿を付けます。
半衿にもいろいろな種類があり、季節によっても付けるものが変わります。
今の季節は絽の半衿です。
ご自分で、半衿を付けるのは難しいと思われるかもしれませんが、簡単に付けられます。
関心のある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
半衿は、長襦袢にくけ付けて使用します。
色もデザインもいろいろあります。
その中でも刺繍は、ボリューム感があり衿もとが華やかな印象になります。
半衿を付け変えて気軽におしゃれを楽しみましょう。
古い着物をほどいて何かに作り変えようと思い、ほどくついでに仕立て方を見ました。
きれいで感心する時もあれば、これでいいのだろうかとびっくりすることもあります。
自分が仕立てた着物をいつかほどかれる時、感心してもらえるような仕事をしたいです。
表から見えないところだからと思っていると大変なことになります。
お母様が着た着物・長襦袢を、娘さんの寸法に合わせて仕立て直したいという
ご依頼が増えてきました。
昔の着物でも仕立て直せば、いつまでも着ることができるというのも、
和服の魅力の一つかと思います。
中沢和裁師範学舎で学び始めて2年半がたちました。
運針、くけの大切さを痛感しつつ、和裁の奥深さ、先人の知恵に感嘆するばかりです。
近頃はコロナ禍の影響で着物を着る機会も減っている事と思います。
一日も早く晴れの日を着物で楽しめる日が訪れる事を願いお仕立てしております。
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私が和裁を選んだ理由は、手に職を付けたいためでした。
中沢和裁師範学舎に入ってみて、先生が運針・くけ・糸こきをていねいに何回もやって見せて教えてくださるので、指抜きの使い方や針の進め方がよく分かりました。体でリズムを取りながら基礎縫いをしていると、段々と心も整って無心になります。
これからも先生のご指導の下、焦らずに色々なものを縫い込んで上達していきたいと思います。
着物を着ることは、七五三や成人式といった特別な行事のときで、非日常的と感じていたからでしょうか、着物姿の自分を見たときはとても嬉しかったことをよく覚えています。
いつまでも思い出に残る着物を仕立てられるよう、和裁技能士を目指し、今春より学び始めました。
新しいことへの挑戦、緊張の毎日です。
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縫い代が起き上がってこない様に平らになる様に潰す事を、
和裁では、“ころす”と表現します。
「ころしが甘い」「全然しんでない」などと普通に会話しますが、
初めて聞いた時は、聞き慣れない言葉に驚いたものでした。