運針とは「布を縫い合わせるために必要な技術であり、和裁の基礎的な技術は運針に始まり、運針に終わるともいえる」と日本和裁士会編・和服裁縫に載っていますが、出来上がりの見た目は普通のなみ縫いです。 和裁を始めた15年ほど前のことです。「こんなのすぐに出来るようになるだろう」となめてかかりましたが、やってみると一針も前に進みません。何度も「一生できるようになる日は来ないのではないか」と諦めかけました。しかし毎日毎日朝から晩まで運針をしてしばらく経ったある日。運針をしてから糸こきという糸にゆるみを入れる作業を終えると、縫い目がつやつや並んで光る宝石のように見えました。その後、考えた人を呪いたくなるような難しさの「くけ」や、袷の着物の難しさは「一生できるようになる日は来ないのではないか」と思う事の連続ですが、光る縫い目を見たあの日から和裁の沼にどっぷりはまって抜け出せないまま今に至ります。
着物を着ていて汚れやすい部分のひとつに共衿があります。
共衿の折山の色が変わったり、シミが付いてその着物が着られなくなってしまったという時に
共衿の切り替えをすることができます。
お手持ちの着物の柄付けやお仕立て方法、状態によりできないこともありますが
共衿は切り替えができるということを覚えておいていただくと役に立つかもしれません。
絹の着物はとても暖かいです。
コートや羽織を重ねるだけでも雰囲気が変わりおしゃれが楽しめますよ。
最近、外国の人が好んで着物等を着ている姿をテレビなどで見る機会が多くなってきました。
日本の文化である着物に興味を持ってもらえるのは嬉しい事です。
日本の人も、外国の人に負けないくらいに着物に関心をもつ人が増えたら嬉しいですね。
寒い今の時季こそ、着物を着てお出かけしてみてはいかがでしょうか。
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休み致します。
12月29日(土)〜1月6日(日)
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休みいたします。
12月30日(土)〜1月8日(月)
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休み致します。
12月28日(土曜日)〜1月5日(日曜日)
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休み致します。
12月20日(火曜日)~1月9日(月曜日)
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休みします。
12月25日(月曜日)~1月8日(月曜日)
この間のお問い合わせ等は、メール(info@wasai-kinuta.com)・FAX(0422-43-8609)で承ります。
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休みします。
12月26日(木曜日)~1月13日(月曜日)
この間のお問い合わせ等は、メール(info@wasai-kinuta.com)・FAX(0422-43-8609)で承ります。
「十三参り」とは、京都で子どもが数えの13歳になったときに、知恵や福徳が授かるようにと盛装して、嵯峨法輪寺の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に参詣する風習とあります。
昔の成人式は、男子は数え年15歳ごろ女子は13歳ごろでしたので、男女ともに13歳が人生儀礼の一つの大きな節目で、成人式を迎える前段階の重要なものと考えられていたようです。
男子は紋付羽織袴姿で、女子は並幅一反の布で大人用の大裁(本裁ち)の着物を仕立て、肩揚げをします。この十三参りが済むと、「大人の仲間入り」を意味する肩揚げの外しが行われます。
無事に成長した子どもの愛らしさを、着物が飾ります。