

紗の縫い目落としの羽織
巻縫いという技法で縫い代をできるだけ落として仕立ててあります。
裾の縫い代は模様になっています。
縫うには高い技術と生地の質が良いことも必要です。
昭和50年前後に流行したそうです。


紗袷とは紗、または絽の生地に柄を描き、その上に紗の生地を重ねて仕立てたもので、袷から単衣に衣更えをする前の間にだけ着用される、とても贅沢な着物です。
下の生地の柄が表から透けて見え、歩くたびに2枚の布が触れ合い表情が変わり、とても涼やかな印象です。


こちらは紗袷の羽織です。
昨今の社会情勢を踏まえ、中沢和裁師範学舎は下記の予定でお休みします。
4月11日(土)~5月6日(水)
この間のお問い合わせ等は、メール・FAXにて承ります。
コロナ禍に関する政府からの「緊急事態」延長により、中沢和裁師範学舎は5月31日までお休みを延長します。
この間のお問い合わせ等は、メール・FAXで承ります。
コロナ禍に関する政府からの「緊急事態宣言」延長により、中沢和裁師範学舎は5月31日までお休みを延長します。
この間のお問い合わせ等は、メール・FAXにて承ります。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言解除を受け、中沢和裁師範学舎は
6月1日から再開します。
今後のお問い合わせ等は、電話でも承ります。
昨年の11月から通い始めて早くも8ヶ月が経ちました。
現在は浴衣を担当させていただいていますが、時間がかかっていた作業も枚数を重ねるごとに速く出来るようになってきました。
ひとつひとつの作業をもっと速く正確にこなせるようにがんばっていきたいと思っています。
ロウバイの香りもただよってきて、春の足音がきこえてきました。
着物に羽織やコートをはおって梅を見にお出掛けするのも楽しいです。
コートの衿の型も道行衿・きもの衿・被布衿・菱衿などいろいろありますので
ご自分の好きな衿の型を見つけて仕立ててみてはいかがでしょうか。
10月に入っても天気予報では30度を超える日が続くということで、着物を楽しむにはまだまだ厳しい暑さです。秋は着物を楽しむには最適な季節だと思っておりましたが、年々秋が短くなっているように感じます。
先日胴抜きのお着物を仕立てさせていただきました。胴抜き仕立てにはいくつか種類があります。その名の通り、胴裏の一部分を付けずに仕立てます。着物カレンダー的には袷を着用したいけれど、気温的には単衣でも暑いという近年、胴抜きは良い選択肢の一つだと思いました。
しかし私自身は着用の経験がなかったので、経験者にどのような着用感かを尋ねてみました。
上半身の涼しさと、足捌きの良さがメリットということでした。
次は自分用に仕立てて、暑い中着用して涼しさを感じてみたいと思っているところです。
前回着物の胴裏を取り替える仕事をしました。
最初見たときは、すごい染みで触るのも遠慮したいと思ってしまいました。
ところが、新しい胴裏に替えると着物も生き返ったように見えました。
また、いままで付いていた裾回しの色を違った色にするとその着物が違う着物に生まれ変わったように見えます。