明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
中沢和裁一同、今年も着心地の良い着物作りを目指し、より一層努力いたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年は1月7日より営業いたします。
明けましておめでとうございます
旧年は大変お世話になり、ありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
素敵な1年になりますように。
昔の日本の生糸は、今の生糸より品質が高く、ものが良かったので、
古い着物を洗い張りに出しても、前回の線がきれいに消えて生地がおきあがってくるそうです。
理由は昔のお蚕さんには、力があったと聞いています。
手間暇を惜しまず土を作り、お蚕さんの食べ物である桑の葉を育てていたそうです。
今は、いろいろな技術は発達しましたが、土作りも環境の変化で難しくなっているようです。
お蚕さんも人間も同じで、きちんとした食べ物を食べないと影響がでてきてしまうのですね。
中沢和裁師範学舎は、下記の日程でお休みします。
4月29日(金曜日)~5月8日(日曜日)
この間のお問い合わせ等は,メール・FAX(0422-43-8609)で承ります。
和裁を始めてから、あっという間に半年が経ちました。
浴衣を縫うようになり、柄の配置の難しさを痛感しています。
最近では、テレビや雑誌、街中などで着物姿の方を見かけると、
ついついその着物の柄の配置が気になり目で追ってしまいます。
「素敵な柄だな」「この柄の配置は面白いな」と自分なりに吸収したことを、
実際に着物を仕立てるとき生かせるようになりたいと思います。
数年前の話ですが、染色工場で浴衣の「注染」作業を見る機会がありました。
注染とは重ねあげた生地の上から染料を注ぎ、染め上げる手拭いや浴衣の型染めの伝統的な技術です。
染料がはみ出ないように糊で土手を作り、土手内に何色かの染料を注ぎ入れるので、
色と色の混ざり合う独特のグラデーションがうまれます。
確か7月始めくらいに伺ったのですが、工場内はとても暑かった事を覚えています。
染色工場は川沿いにある事が多く、昔は涼しかったのではないかと思いますが、
昨今の猛暑の中、一枚一枚丁寧に染め上げている職人さんを思うと頭が下がる思いです。
最近は職人さん不足もあり、注染染めの浴衣は貴重なものになりつつあります。
日本の染色技術の伝統がつまった浴衣は夏の風物詩として、後世に残ることを願いたいです。
桜柄の着物は、1年中着られるといいますが、
枝も描かれた写実的な桜の柄は開花の少し前、今の時期に着るのがおしゃれ。
花や花びら柄の着物を着てお花見に行くのも素敵です。
桜柄の手ぬぐいを半襟にするのもお勧めです。
金木犀の香りが漂っています。秋ですね。
和裁の仕事でも季節を感じることができるんですよ。
夏の初めから続いていた浴衣の仕事がピタッととまり、今は七五三用のお祝着のあげとりが最盛期です。 長着もほとんど袷です。たまに季節外れのものもきますが、どの種類の着物が多いかで季節がわかるのです。
着物の染色技法に江戸小紋というものがあります。
一般的に小紋とは柄を一方向に繰り返し型染めをしたものでカジュアルな着こなしとされています。
一方、江戸小紋は同様に一方向の型染めではありますが、大変細かな点描で柄がえがかれており遠目には色無地の様にも見えます。
また、紋入れなどによってフォーマルな場面でも着用される事から用途の広い着物になります。
点描のみでえがかれた柄の美しさと繊細さには感嘆するばかりです。
江戸小紋を染め上げるには長年の経験が必要と聞きます。
こういった技術はマニュアルなどではなく人から人へと受け継がれていくものなので、途絶える事無く後世に続くことを願いたいです。