昨年、我が家でも高校生の娘が18歳成人となりました。参院選も終わっており、本人も家族も特に変わったことを感じることなく迎えた、新年1月成人の日。
受験戦争真っ只中、共通テストを週末に控え、成人の日どころの話ではありませんでした。
実際、18歳で成人の式典を行う自治体は全国で3ヵ所しかないそうです。「20歳を祝う会」、「二十歳の集い」等の式典が催されていました。
しかしながら、一年の内で、一番晴れ着姿を目にする機会が多く、心が沸き立ちます。娘もほんの束の間、予備校へ行く準備中など報道番組を見て、あの振袖がいい、帯はあっちの子のがステキ、貴乃花の娘さんの髪飾りいいなー、などと2年後に想いを馳せていました。私は私で、北九州の派手な衣装や、三十三間堂の弓引き初めの美しい袴姿に目を奪われました。
普段着とは異なる晴れ着の文化、和装の良さ、楽しみを再認識しました。K.I.
成人式とは、子どもから大人の社会へ仲間入りするために執り行われる儀礼。数多い通過儀礼の中でもとりわけ重視されてきたものの一つである。成年式、特に女子には成女式ともいう、 とあります。
現在の成人式は満20歳に行われますが、以前は男子は数え年15歳ころ、女子は13歳ころに行われたようです。令和4年には民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられますが、成人式の行方も気になります。
いずれにしてもこのように大切な式には、個性的な着物姿で臨みたいですね。お好みの色に染めて、色糸で刺繍した加賀紋の無地の中振袖はいかがでしょうか。流行りのにぎやかな色と柄の振袖のなかで、ひときわ個性が光ることでしょう。
また、このところお母様が成人式でお召しになった振袖を洗い張りしてお嬢様の成人式用に、という方が増えてきました。ご両親が愛娘のために用意した着物が、さらにその愛娘に引き継がれる。着物に託す慈しみと親心の伝達でしょうか。昭和の時代に誂えられた古典柄の多くの着物、染めや刺繍に込められた職人たちの心もまたよみがえり、成人式の晴れの日を華やかに飾ることでしょう。
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この様にして色々変りました。
いよいよ戦争に突入。物の節約、食物もなくなる。着る物も制限される。戦争が激しくなると、みんなモンペ姿になってしまう。
それで終戦を迎えます。
都会の者はものすごい晴着でも訪間着でも、絵羽羽織でもみんな田舎へ持って行って、食べる物と交換して裸の生活になる。戦争はいつでもそうです。筍生活です。それから今日の様な平和な、楽な時代になります。
現在、きものを毎日の生活に着る人は大変少なくなりましたが、絹の消費量はどうなっているか。それが驚くなかれです。戦争前より現在の方が段然多いのです。戦争前の豊かな時代よりはるかに多い。それはどういうことかと云いますと、確かに今は化学繊維が発達して大変多く出回っていますけれども、昔は昔で、銘仙とかモスリンとか云った中産階級のきものが非常に多く生産されていた。ところが今はそれがありません。安い化学繊維でまかなわれています。絹糸の消費は少なくなって当り前なのにね。絹製品に使う絹の量が増えたからです。絹をぜいたくに使ってある。帯にしても訪間着にしても付下げにしても江戸褄にしても、全部絹の量が違います。だから絹の消費量は戦前より増えているのです。昔の尺貫法で云いますと、一反は170~80匁でした、昔は。
今そんな軽いものは売れません。大体一反200匁以上のものです。絹製品は目方のあるものに変ったわけです。
この頃変ったことと云えば他にもあります。着付教室の流行。中には疑わしい教室もあります。たった3ヶ月で免状が貰え人に教えられる、教室が開けるなんてね。人にものを教えられるわけがない。やっぱりその道でお金を貰って生活を統けるということは、人より一歩先に進んだ何ものかを持っていなければ成功しません。私は年の順でそれを云わせていただきますが、和裁の道でもそうです。人より半歩でも良い、すぐれたものを持っていなければ商売やっても大成しません。
機械の発達とコンピュー夕ーの利用もすごい。大島にしても結城にしても、友禅にしてもものすごい生産量になっています。昔は良いものはほんの少ししか出来なかった。今はいくらでも機械で良いものが出来るのです。打掛はコンピューターで出来る。ある会社へ行きますと、人は誰もついていなくて、型を決め、刺繍をするのはコンピューター。以前五人位かかって出来たものと比べると、機械の方が上手です。そんな時代になって来たのです。
母のたんすで眠っていた可愛い柄の手ぬぐいで、子どもの甚平を作ってみました。
おうちに手ぬぐいがあったら、ぜひ作ってみませんか?
その1
酉の市で見つけたにぎやかでおめでたい柄の手ぬぐい2枚で、生後9か月の甥っ子用に。
その2
元気に飛び跳ねるような鯉の柄の手ぬぐい2枚で、生後6か月の姪っ子用に。
「持続可能な」、「持続することが出来る」といった言葉が、いろいろなところで使われています。
和裁もたくさんの若い人に興味を持ってもらうことで、持続可能な仕組みを
作っていかなければなりません。
特に技術は簡単には身に付かず根気がいります。
着物を縫う順番は、ほとんど変わらなくても着物の生地や毎日の天気にあわせて扱い方が変わるので飽きることはありません。
着物を縫う楽しさを見つけに来てはいかがですか?
あけましておめでとうございます。
早いものでコロナ禍がはじまり丸三年になります。
催事など人の集まる機会も少しずつ増えてきているように感じます。
今年は皆様がお着物を着用される機会がたくさんある事を願いつつ、
想いを込めて仕立てて参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
A.N
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。健やかな1年でありますように。
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。今年も無我夢チューで頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。新年は1月6日(月)から営業いたします。
明けましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になり、ありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
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好評受付け中!!
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本欄5月28日「『母の着物』より」の続報です。
掲載にあたり、事前に東京新聞へ記事転載許可を申し出ました。生活部の担当の方のお心遣いで、「あけくれ」に『母の着物』を投稿された荒木様と直接連絡をとることができて、投稿文転載についてのご快諾をいただきました。
その後、荒木様ご自身の金襴緞子の袋帯と塩瀬の名古屋帯や、未使用の帯締めなどを教室で役立ててもらえばと、送ってくださいました。すぐにお礼の電話を差し上げて、教室での着付けの練習用に活用させていただく旨をお伝えしました。更には、『母の着物』とご自身の着物と帯にまつわる様々な思い出をお話しされ、若い世代に着物文化を伝えたいという熱い思いをも託されました。
東京新聞の投稿欄「あけくれ」が取り持ってくださったすてきな御縁、でした。