お彼岸が過ぎ、ようやく朝晩は秋の風を感じるようになりました。
今年の夏はかつてないほど猛暑が長く続きました。
今月初旬に着物を着て、友人と三人で食事を楽しみました。一人は浴衣+袖無しの長襦袢、もう一人は木綿の単衣+絽の襦袢、最後の一人は絽の江戸小紋+絽の襦袢と盛夏なりのコーディネート。それでも汗だくでの食事会となりましたが、久しぶりの楽しいひと時でした。
そこで痛感したのは、かつての暦に合わせていては、着物も楽しめなくなってしまったということでした。
着物の季節ルールはいつでも難しいと感じるのですが、今後も無理なく楽しみたいと思います。
お取引先の社長さんは、『着物は、これまでの決まり事(季節ごとの約束事)だけにこだわらず、季節の先取りとか、着る人の感じ方(体感温度)で楽しんでいいのではないか』と提案されていたそうです。
これから冬にかけて、着用の機会を増やしたいと思う今日この頃です。